昨年から愛知県豊橋市で進めてきた『旧徳山のいえⅡ』改修工事。旧徳山の家Ⅰの2階をフルリノベーションしました。設計はあゆみ設計さんに東京スタイルもお手伝いして、中部チームで施工を手掛けました(写真撮影:あゆみ設計工房) 住まい手さんの故郷:徳山村で30年暮らしていた実家を徳山ダムの建設に伴い移築した旧徳山の家。豊橋に移築してから25年を暮らし、2012年に
住宅医による詳細調査を行い、耐久・耐震・温熱環境を向上しつつ、1階部分を主としたフルリノベーション。
今回は住まい手さんの息子さん家族が増え、3世帯住宅となるタイミングで2階部分をフルリノベして新居に。リノベを終えた、ご夫婦・子供さんの4人家族が暮らす2階。リビング・ダイニングからキッチン(左奥)と玄関へ続く障子(右奥)。
1階:親さん世帯・2階:子供さん世帯と玄関を分け、2階は今回工事で増設(既存の室内階段で各階は繋がる)。既存の天井を取り払い、屋根(小屋)部分の耐震補強して、梁を見せた勾配天井に。
キッチンはあゆみ設計×TOKYOSTYLEの定番、
丸太購入して製材・保管している広葉樹ストックからウワミズザクラを使用。東濃ひのき・長良杉を使いながら、家具などのポイントでは広葉樹をセレクトする事で空間がグッとしまります。
届いた写真データの中で私の一番好きなアングル。玄関横のパントリーを通ってキッチン奥からの一枚。ダイニング・リビングへ視線は抜けますが、向こう側からキッチンの手元は少し見えにくいのは、料理をつくる人にとって嬉しいポイント。
工事中は1度しか行けていない現場。
やはた幼稚園が終わった時のご褒美の一つだった写真撮影は、新型コロナが落ち着いてからのお楽しみに。
子育てをしながら設計・現場管理にと奮闘したあゆみ設計さん。現場で真摯にものづくりに取り組んだ監督・大工衆はじめ仕事師の皆さん、遠隔サポートしてくれたオコノギ君・ショウゴ兄さんお疲れ様でした。
家づくりを依頼して下さった住まい手さん、本当にありがとうございました。
徳山村で建築されてから63年。場所を変えながらも住み継がれ、次の60年が始まりました。
加子母っ子 中島 創造
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