先週末は、東京からお客様をお連れてして加子母(かしも)を廻りました。
早朝に新宿駅を出発してお昼に到着。天照庵でお蕎麦を食べたら、大黒柱の森・原木市場・マルワイ製材・プレカット・造作工場に、広葉樹基金でストックしているクリ板などお馴染みのコースを廻り、いつもより少し早めに初日の工程終了。
付知へ向かい林道を進み、携帯の電波が圏外になくなっても車を走らせランプの宿へ到着。国有林内に宿をかまえるこちらは、電気が来ておらず発電機を使って最低限の電気を作り営業。宿のロビーには沢山のランプがかかり、夜間はランプが灯りになります。到着後したらまずは温泉。標高1000m付近のこの辺りは、新緑まっただ中。浴槽にゆっくりと浸かりながら、世の中にこれ以上にない鮮やかな緑を眺めてホッと一息。入浴後は縁側に座って、新緑を肴にビール。
旅館内では昭和レトロを感じる雑貨が所狭しと並び、ピーナッツのレコードが流れる懐かしい(私の世代ではないですが…)時間が流れます。
一風呂浴びてから軽く一杯楽しんだ午後6時から夕食。ワラビ・ウド・ズイキのおひたしに、岩魚の刺身・塩焼きと大きな五平、タラの芽・コンテツ(コシアブラ)はじめとする旬の山菜の天プラを食べながら、地酒を飲み比べして締めは岩魚のコツ酒。次から次へとよく食べ・よく呑み・よく話し良く笑った晩餐。
食後はランプの付け方を習ったり、旅館主のゲームを楽しみ、締めは満天の星空をみて就寝。翌朝は鳥の鳴き声で5時に起床。新緑山道を歩いて近くの滝を廻り、ゆっくり1時間かけて散歩。美味しい朝食を腹いっぱい食べて下山。
昔から泊まってみたいと思っていたランプの宿。美味しい料理・お酒に旅館の皆さんの心遣いに、これ以上はない絶好のロケーション。それに携帯が圏外なのが一番魅力(笑)
おススメの隠れ宿です。
加子母っ子 中島 創造
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