3月17日に曳舟の家の電気設備の現場打合せがありました。照明器具・スイッチ・コンセントを主として、給排気(換気設備)などの場所を、実際の現場を廻りながら確認していきます。写真下部の梁にある、照明タイプなどの情報が記された用紙を、監督さんと一緒に現場にペタペタと貼り付け。
建物内の殆ど全ての間仕切り下地が入った現場で、実際のコンセント・スイッチの高さ・ほぼ同じ位置にシートを貼ることで、住まい手さんにも完成時の使い勝手をイメージしながら打合わせが出来ます。また設計サイドの私にとっては、設計時に悩みながら設計した配置が適正だったのか?の確認でき、1番現場を近くでみている現場監督さんからは、使い勝手の上での新たな提案があったりと、良いことづくめ。
寝室のフロアーコンセントの位置を決めるのに、監督の桂川さんが家具を模したプレート(白)で机を、合板で造付け家具を準備。より一層完成時の部屋の感じを掴むことが出来ました。現場の打合せと合わせて、諸々の仕様や変更事項を確認して打合せ終了。燃えしろ設計を採用することで、墨田区の新防火地域でも柱・梁桁・屋根部分で木のある空間を提案している曳舟の家。リビング・ダイニングが吹き抜けをかいして心地良く繋がるなど、贅沢な空間が沢山あるのですが、密かに私の1番好きなのは収納。1間(1,820mm)の幅に、登り梁を眺め奥行きのあるスペースになっています。
3月26日(日)には曳舟の家構造見学会を開催します。予約制ですがまだ申し込み可能です。皆さんのご来場をお待ちしております。
加子母っ子 中島創造