朝夕ぐっと冷え込むようになり、すっかりと秋になりました。気づけば10月も間もなく終わり、今年も残り2ヶ月。例年よりも一層駆け足に感じる2020年。
暑さの残る9月中旬に3日間のおやすみを貰い、あゆみ設計工房さんのお手伝いで、豊川のいえの現地打ち合わせに行って来ました。打合せ翌日は岐阜で役所調査をして長野へ。
この旅の楽しみのひとつだった
Ms建築設計事務所さんの胡桃(くるみ)山荘に宿泊させて頂きました。設計事務所・工務店の方々のSNSで、以前からずぅーっと気になっていた故:三澤康彦先生の設計のゲストハウスです。
康彦先生とは、私が建築に携わるようになった初期に現場監督として
「御影のいえ」を担当し、お付き合いがスタートしました。全身全霊をかけて現場に向かうその姿勢に、幾度となく圧倒されながらも何とかやり切った想い出の現場でお世話になりました。
あれから15年以上が経ち、現場監督から設計へと自分自身の立場も変わりながら、色々な現場を経験しました。今改めて振り返っても、あれほどの熱意を持ちそれを全面に出しながら家造りに向かう方に会ったことはありません。
柱・梁桁や小屋組みなどの構造体を美しく見せる空間を得意とする康彦先生。私自身も建築に携わるようになった初期に「御影のいえ」を担当した事で、早い段階から目を養う事の大切さを、身を持って知ることが出来ました。
至るところに康彦先生の納まりがあり、空間に身を置く事でまたお会い出来たような気持ちになり何だかホロリ。
建物の隣に流れる沢の水音と、途切れることない鳥の鳴き声をBGMに家族そろって夕ご飯を食べ、久し振りに心からゆったりと夜を過ごしました。
家造り・建築に携わるという事は、ものづくりによって生まれた作品が、設計・施工者の分身となって、いつまでも末永く生き続ける事を再確認。そんなやりがいのある仕事に、夫婦ともに携わり時には協働プロジェクトで喜びを分かち合える事は幸せですね。
懐かしさと共に沢山の刺激も頂き、有意義な1日になりました。
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