11月9.10日とお休みを頂いて、
つみき設計施工社さんの河野直さんとインターンシップのオコノギ君と共に、南会津のオグラ製材さんへ行って来ました。
今回は墨田の家で使用する広葉樹カウンターの木拾いと、新たな丸太の視察を兼ねての南会津ツアー。事前に500円貯金をご開帳して、丸太を購入する場合の上限金額を確認。10万円貯まる貯金箱に5~6割くらい貯まっていました。
使ってしまわないようにネジ込んでおいた万札が心強い。丸太・製材・トリートメント・保管料の他に、ツアーの移動・宿泊・食費として使用します。
当日は朝一番で散髪に行って、お昼前に東京を出発。紅葉シーズン真っ盛りで、色付く樹々の中をドライブ。車内での会話が弾み、道を間違え午後4時前にオグラ製材さんに到着。
丸太が並ぶ土場に移動して、お目当のヤマザクラを確認。丸太の木口(伐った断面)から赤身の面積・色合いに木目のつまり・割れの入り方をチェック。続いて丸太の通り具合から、木のネジレ・曲がりに、樹の皮から節がありそうなのかどうかも検討します(写真撮影:河野直)
予め目星をつけていた樹種(今回はヤマザクラ)に絞って、それらの項目を確認したら、500貯金額が丸太価格内だったので購入を決定。
2014年のヤマザクラ、15年のオニグルミに、
今年の5月に購入したセン・トチ等、これまで購入した丸太に比べて、少し小ぶりの丸太直径で長さ2mの丸太を5本まとめて購入。
購入を決めたら直ぐに製材開始。5本のうち、3本は厚40ミリ、1本は厚35ミリ、1本は厚27ミリの3タイプの厚みで、工場が閉まる前にドンドン挽きました。製材する上での厚みの基準は、実際に家造り・家具などで使用する際の用途から逆算。
製材を終えた板材は、桟を入れて風が抜けるようにして積んだら、そのまま寝かしてジックリ乾燥。1~2年乾燥させたら、幅の狭い板を剥ぎ合わせ(つなぎ合わせ)てサクラパネルを製作。そのパネルを使って、造り付けカウンター・収納棚・ダイニングテーブルになります。
製材を終えると日は落ちてすっかり暗くなっていました。夜は湯の花温泉で宿泊。数年後のサクラの使い方に思いを馳せながらユックリと温泉に浸かって身体を温め、美味しい蕎麦に舌鼓を打ちました。
加子母っ子 中島 創造